金融危機のあおりを受けて、高級美術品の売買市場にも変化が出てるとか。
天下のサザビーズやクリスティーズで高額な絵画や美術品の買い手がつかず、バーゲン状態だった、と読んだ私は
「今までの高値が異常なだけで、そのものの持つ本当の価値と言うのがでてきたんじゃないか?」
と思いました。
現代美術や近代の美術品でも高値で取引されてるものは、本当にそれだけの価値があるのかな、と正直疑問だ。
だって、「作家が○○だから」と言うだけで高値がついたりするけど、その作品は本当にそれだけの絵画として優れた芸術品なのか?
ネームバリューというだけで、値段がついてるのではないか。
例えば、かのルノワールも多作な人で、秀作も残したが、駄作も多いという。
それを、
「ルノワールが描いた!」
と言えばそれだけで、凄い絵だ、となってしまうのかもしれない。
絵画を純粋な鑑賞や愛玩の目的で購入するよりも、投資物としてしか見ず、馬鹿げたとも言える値段をつけてマネーゲームの対象の一つにしてたのが、今になってそのメッキが剥がれてきてるんじゃなかろうか。
美術を愛する者として、本当の価値があるものが残って欲しいと思う。
だから、今の金融危機は色んな不自然なもの(不当な手段で金を稼いできた企業や人間たち、本物でもないのに高い価値をつけられてきたもの等々)の本当の姿を暴き出してるとも言えるだろう。
しかし、今の金融危機はあらゆる市場に影響を及ぼしてるんだなー、とつくづく感心する。
天による、人間に対する粛清が始まった、と感じるのでした。
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2008年11月12日
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